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【産科】 妊娠の経過

妊娠おめでとうございます。
大手町岩端医院は70年余りの歴史で培った経験と最新の医療を融合させ、
新しい命の出会いを快適で安心出来る医院としてご提供致します。
 

 

妊娠

妊娠には子宮内妊娠と子宮外妊娠に分けられます。
子宮内妊娠であることは、子宮の中に赤ちゃんの入っている袋(GS)を認めることによって確認されます。
尿検査で、妊娠反応が陽性になったから子宮内妊娠だと決めないで下さい。
病院で診察を受け、子宮内妊娠であることを確認して下さい。

妊娠5~6週・6~7週

妊娠の5~6週ですと子宮内にGSを認めるくらいですが、6~7週になるとGSの中にもう赤ちゃんの小さな姿が見え、この小さな赤ちゃん(胎芽)の中にぴょこぴょこ動くものが見られます。
ここに超音波ドップラーをあてて見ますと、心拍を打っているのが分かります。
このときになって初めて、小さな赤ちゃんが生きていることが分かります。

もし、6~7週で心拍を認めることが出来なければ、もう1週間、間隔を空けて来院して下さい。
そうすれば心拍を打っているのが分かるはずです。
このときになっても心拍を打っていないようなら、もう一度週数が合っているのかを調べ、それでも心拍を打っていないことが確認されたなら、残念ですが、赤ちゃんが育っていない可能性があります。

医師と納得いくまで話合ってください。

子宮頸癌の検診を母子手帳交付時に行います。

妊娠21週まで 流産注意

妊娠21週までにお腹の赤ちゃんが出されてしまう場合を流産と呼びます。
出血を起こす場合もありますが、全然出血もなく、お腹の中で一度確認できた心拍がなくなってしまい、お腹も痛くならず、あたかも妊娠が継続しているような状態になっている場合もあります。

妊娠36週まで 早産注意

骨盤位、早産、妊娠高血圧症、常位胎盤早期剥離に注意するようにします。

骨盤位

本来、頭が下になりますが、これが逆になった場合を言います。骨盤腔内をなるべく広くしてあげるために、便や尿をためたりして、骨盤腔内を狭くしないようにしてください。またお腹のどこで一番蹴られるのかに注意し、いつも膀胱の方で蹴られるようならば、骨盤位を考え早めに受診して下さい。

妊娠高血圧症

高血圧、蛋白尿が主な症状です。この病気の原因は今もわかっていません。予防する方法は確立されたものはありませんが、「塩分の取りすぎは控える」「体重の増えすぎに注意する」「妊婦健診を定期的に受ける」「規則正しい生活をする」ことなどが大切です。

早産

お腹を張らせないように心がけることです。お腹が張るようならば、すぐ横になって休み、張りを取るように心がけましょう。それでも治まらなければ、早めに受診して下さい。お腹の張りを取るお薬を処方します。
また、膣炎を起こしている場合は、膣炎を治すことが大事です。膣炎から絨毛膜羊膜炎を起こし、これが流早産の原因になると考えられております。おりものが多い場合には早めに受診して下さい。

常位胎盤早期剥離

正常な位置にある胎盤が、妊娠の途中で、何らかの原因により、赤ちゃんが生まれる前に子宮壁から剥離する病気です。赤ちゃんへの酸素の供給が妨げられるため、生死にかかわる重大な事態が生じます。また出血が多いとお母さん自身も生命の危険にさらされます。それほど重大な病気ですが、残念ながらその原因はまだよくわかっていません。24週からはいつでも起こる可能性があります。お腹の上に上のお子さんを乗っけたり、お腹をぶつけたりしないよう注意して下さい。

 


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